代表取締役／MSW（メディカルソーシャルワーカー）
田中貴大

私がこの仕事で一番大切にしていることは「一期一会」です。前職では東京にて訪問診療・看護を行っている医療法人のMSW（メディカルソーシャルワーカー）を務めておりました。

その経験の中で、末期がんにて余命３ヶ月の宣告を受けていた45才の女性の方に言われたことがありました。MSWとして介入し、様々な悩みやお話を伺ってきましたが、死を覚悟されても常に明るく、家族の前でも気丈に振る舞っていらっしゃいました。しかし、病状が進行していく中、最後に話してくれたのが「私みたいな、大好きな家族と慣れ親しんだ家で最後が迎えられる人を一人でも多く手助けしてほしい」でした。

この出会いがあったからこそ地元八戸市の高齢者・終末期患者・在宅介護を必要としている方々と、共に歩ける社会を作りたいと強く思いました。

一人ひとりとの出会いを大切にするということを職員と共有し、少しでも皆様の力になれるよう精進して参りたいと思います。